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【5月7日に終わるブログ 11日目】蛞蝓

※本記事は2021年4月11日に店長ブログアワード2021としてガールズヘブンに掲載された【蛞蝓】を加筆修正したものとなります。

蛞蝓(ナメクジ)と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?

私の場合、真っ先に頭に思い浮かぶのが「ナメクジのテレポート」です。略して「ナメテレ」。

「何ソレ?」と思われる方が大半でしょうが、「ナメクジ テレポート」とでも検索すれば同じソースを元にしたらしいお話がいくつか見つかると思います。もし「それ知ってる!」となったら私と近い世代かもしれませんね。

簡潔にナメテレの内容を説明しておくと、小川の水際に生えた植物の葉っぱにいたナメクジが小川の反対側の葉っぱにテレポートするというもの。そうやってナメクジは川を渡ることができるのだという。

ナメテレ

子供の頃に本でこの話を目にしたときの衝撃はかなりのもので、メカニズムは不明だけど私の中ではナメクジはそういう能力を持った生物だと長い間思っていたものです。

だってナメクジって家の中にいつの間にか居たりしませんか? 外からテレポートして来てない?

まあこの歳になっていつまでも信じているわけではないけれど、ここはひとつナメクジにまつわる私の体験談を話してみるとしましょう。

ナメクジがテレポートするという話は覚えていたものの、もうそんな話を心の底から信じるには大人になり過ぎたある日、家の中で一匹のナメクジを発見します。

その当時の住まいは年数が結構経った木造の一軒家で、ごくたまに家の中でナメクジを発見することがあっても特に不思議とは思いませんでした。

大人になり過ぎたといっても私はまだまだ子供っぽかったので、すぐに台所の塩をつまんでナメクジに振りかけて溶ける(実際には縮むだけ)様子をひとしきり眺めた後はティッシュにしっかりとくるんでゴミ箱に捨てました。

その後、トイレにでも行ったかTVでも見ていたか、暫く経ってからふと気が付くとまたナメクジが居るではありませんか。

直感で先程のナメクジでは?と思った私はゴミ箱に捨てたティッシュを拾い上げ、恐る恐る包みを開いてみたところ…

中はもぬけの殻!

にわかには信じてもらえない話ですが、ティッシュを2,3枚を使って包んだ後に口を捻っていて、拾い上げた際も口はそのまま。ティッシュに穴の空いた形跡もなし。本当に不思議でした。

私自身、ナメクジが本当にテレポートしたとは思ってはおりません。でもこの時の出来事の真相は未だに謎のままなのです。

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