【5月7日に終わるブログ 2日目】ぼーっとした人 後編

※本記事は2021年4月2日に店長ブログアワード2021としてガールズヘブンに掲載された【ぼーっとした人 後編】を加筆修正したものとなります。

 

「ぼーっとした人 前編」からの続きです。

さて「ぼーっとしている」で私の記憶に残っているのは、以前にお付き合いしていた方から何度か言われた以下の言葉。

「◯◯くんは、ぼーっとしていて隙があるから人から道を聞かれるねん」

人が一生の間に道を尋ねられる確率は知りませんけど、こういう言葉が何度か出るくらいには道をよく尋ねられる。

前述の人は一緒に歩いていて私が見知らぬ人から声を掛けられる度に「またか」といった感じで隣で笑いを堪えた顔をしていたものです。

昨年も何度かありましたけど特に印象に残っているのは大阪のなんばウォークのところのでっかい交差点で道を聞かれたやつ。

そのとき道を尋ねてきたのはロシアからの御家族で、宿泊する予定のホテル(Airbnbみたいなとこ)を探しておられました。

他に信号待ちの人が大勢いるのに何故私？というか地元じゃない完全アウェーな上に相手は英語が片言みたいだしで(これは私もだ)、かなり狼狽えましたが、レッツ・ゴー・トゥギャザー！でスマホを駆使しながら一緒に歩くこと20数分。無事に目的地(夕陽丘あたり)に到着し最後はファミリーのパパさんと男同士の熱い握手を交わしながらハヴァ・ナイス・トリップと伝えてお別れ。

その後自宅に帰るまでの間、次の日は京都に行くと言うてはったけどホテルから道分かるんかなあとか、日本人が好きだと言っていたけど私も貢献できたかなあとか、ロシアと聞いてヒョードル選手が有名ですよと言ったけど反応がいまいちだったのでヴォルク・ハンの名前を出したほうが良かったかなあとか…今回の出来事を延々と頭の中で反芻…ああ、これってやっぱり「ぼーっとしている」ってことですよね……。